DAC、チップTR使用アナログ基板

チップTRはデュアルタイプHN3C51FとHN3A51Fで放熱アルミ基板で各素子は熱結合・・・構想でここまでは良かったのですが、製作にかかるとパワーIVC基板製作の時の事が思い出しました。アルミ基板は放熱が良すぎてハンダの付きが悪いのです。
イメージ 1下がアルミ基板なのですがTRのハンダブリッジしたらハンダ吸い取り線で取ろうとしても熱伝導が良すぎてハンダが溶けきれません!
アルミ基板は断念します。上の高熱伝導性ガラスコンポジット基板材料ECOOLを使用する事にしました。

イメージ 2今度は何か間隔が良くありません!箔は剥がれたし見栄えもよくありません!
結局やり直しする事にします。
こう言う時は心を落ち着かさせる為に、歌でも聴きます。
サウンドカードの発振子をTCXOに交換して録音してみました。イメージ 3
曲目はさだ まさしさん歌の天皇の料理番の主題歌「夢見る人」です。
もうひとつは武満徹さんの合唱曲です。
イメージ 4



追加です
歌とか聴いて心境リセット!
やはりあの魅力には負けました!アルミ基板の熱伝導の良さは格別です。
アルミ基板はんだ付けのし難さの原因の一つは鉛フリーはんだの融点が高い事です。グレードは落ちますがチップTR周りはアルミット鉛入りはんだSn60%Zn40%を使用します。
私が作る基板の殆んど1枚目はダメ・・・2枚目3枚目で良くなります。
イメージ 5何かスッキリのようですが、部品が入り難い!電源デカップリングコンは外形小さく容量少なめ、2次LPFの部品は外付けにしました。
出力のドリフトが低減したら、音は前のと比較で同等ならOKとします。
チップTRは、発熱はしない程十分な熱容量です。
さて次は、組み込みします・・・
追追加
早速ケースに組み込みました。
電源入れて・・・さて音出し・・・! 片方音が出ません。オフセットが3V位あります、150Ω×2本抵抗かなり発熱します。半固定VOL抵抗値20Ωと低いですが、回しても10mV位しか変化しません!音が出る方もオフセットは全くありませんが、こちらもオフセット用半固定VOL回してもこちらも10mV位しか変化しません! 何か動作が変です?
前の基板は半固定VOL 50Ωではありましたが数V位変化していました。
Hfeが低いのでしょうか?それか定数変更しないといけないかも?
イメージ 6この状態ではいろいろ試しは出来ません!
各TRのB-E間は0.6Vあるし電流流れ過ぎの処は0.7V超えています。
動作はしているようです。
とりあえず戻すか・・・
困ったなー・・・どうしよう!
アルミ基板の未練たっぷり・・・
少しまた考えよう!
* 音が悪ければ諦めもつくとの思いで片CHだけで聴いてみました。
ゲインが下がったような・・・重心も低いと共にクリアーさに少し欠けるかも! いずれにしろ片CHだけでは雰囲気等出無くて無理です。前の基板と音質が違うのは確かのようです。
ただ考えて見ると、この基板の後の接続はパワーIVCのみです。
バラエティーがあっても良い気がしてきましたが、ドリフトを気にすると素子等含めて限定されてきます。
*  ふたたび±12Vで電圧を計りますと正常に音が出る方はオフセットVR回すと30mVの変化があります。変化が少ない時は電源±8Vで使用していました。各箇所も納得の電圧です、音が出無い方のB-E間電圧0.7Vは流れ過ぎてオープンしました。
基板は又作り直します、チップTR抵抗の配置も変えて3度目でどうやら落ち着くとなるようにします。(正常な方はドリフトの変化は驚異2-3mV位に治まっています)これは出来たならば保存版にします。