ヘッドフォンアンプの故障でいきなり左側バリバリノイズが出始めて大音量になりました。
アッテネーターで音量0にしても変わらずで、心当たりがあります!それはアッテネーター配線時、始めは銀メッキカプトン線を直接端子にハンダ付けしてましたが、リード線が硬いため端子を痛めてしまいました。
後でカプトン被膜は剥いで熱収縮チューブを入れて配線していましたが、分解して良く見てみると、端子部分のハトメ周りの導電材が剥げて端子の圧着も緩くなってました。
アッテネーター∞に絞っても音が若干出てましたが、摺動子が銅板で直接マイナスに落とす事でこれもついでに改善しました。
導通を調べる途中でアッテネーターの抵抗値が5㏀仕様なのに5㏀と6㏀と誤差があるのを発見!これはアッテネーターすべての位置で誤差20%となります。
只電圧伝送の場合は同じ比率の減衰で然程問題なしのようですが、電流伝送の抵抗値のみ必要な配線の場合は、抵抗値の誤差はゲインの差になります。
気付けば気持ち悪いのですが、今迄違和感はありませんでした。
改善後聴いてみるとプラシーボ効果でしょうか?鮮明いや純度?が高い音に聴こえてきますが、アッテネーターレベルを少しでも上げれば(数百Ω)で通常聴くレベルになり、アッテネーター配線間違っているのかな~と思いましたがどうみても正常です。
感じとしてはハイゲインアンプで鳴らしているみたいな感想です。
※記事を書いていて又気付いた事が出てきました、銅板でアースと言いましたが摺動子はジャンパー線みたいなものでこれが銅板に乗り上げれば役に立たないのですが、微妙に動作しているようです。
次回分解時は改善が必要です。
7月13日追加
抵抗値を測っていたら思っていた事と違いました。
追 導電性の塗布材の抵抗値数十Ωとは端子から末端で25Ω、(1190年代のフェーダーの抵抗値は10Ω位)最大百Ωとは導電塗布材簡の抵抗値で、テスター棒による接触抵抗が大きいのでしょう。
最終的に始めの基盤は摺動ブラシ部分で抵抗体に傷を付けてしまい没となりました。
※追① この傷は一枚目の写真を見る限り付いています、いつ傷つけたのか?
※追② 外観を除けば、比較的新しい1990年代のフェーダーがよさそうです。
もう一つ予備がありましたので、こちらでやり直ししました。
予備アッテネーターは実質抵抗値は両方6KΩでそろっていました。
今回はアッテネーター表示∞位置で数十Ωの抵抗値でショートは止めました。
試聴ですが、どこが情報量アップにつながったか分かりませんが、一皮までは当然ありませんが良くなっています。
音量感が若干アップ、音自体もパワフルでハッキリして、弱音自体明瞭度が非常に良いです。
ヘッドフォン試聴に於いて完成度が高いです。
銅箔は期間経てば酸化するでしょうね!