COSELGT2W±15V0.6A改善で出力制御はSICMOSに!。②

こちらの電源は電源ICセラミックパッケージを缶タイプに交換して、ついでに、また丁度良い具合にあった7.5Vツェナーダイオードのメタルタイプの1Wを落札したのが届きました。
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でもこのタイプは回路が少し違って基準電圧のベースには抵抗で1/2に分圧して7.2Vの半分の3.6Vしか電圧がでていません!
こちらはちょっと諦めて、基準電圧のところにデカップリングコンデンサを写真のように追加しました。
容量の異なる小容量(68PF)のコンデンサ追加により音がより滑らかになりました。
ツェナーダイオードのメタルタイプはCOSEL GT3.5W±15Vの方で行います。
ツェナーダイオードVz=7.5V、Iz=35mAで、電源基板に付いている1次コンデンサの放電抵抗を外して、Izをたっぷりと30mA流してツェナーダイオードインピーダンスを下げる事にしました。
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電源IC723CEを付ける際ピンの順番を間違えて修正しましたが、ICは壊れてしまい、同じ缶タイプのフェアーチャイルドの723HCを使用してみることにしました。
チェック時、外部定電圧電源(28V)にて抵抗値680Ω(約30mA流れる)を入れてツェナーダイオードの電圧を計った時は7.6Vあったのに、回路に組み込んだら7.2Vでピッタリで、電圧調整回路の定数変更しなくて済みました。ちなみにICの6ピン(無接続)VREFには同じく7.2V電圧が出ていました。
さて試聴では・・・  また月並みな表現ですが、少し低域がどっしり、ソプラノ歌手の煩い部分が深みと変わりました。
こうなると、今迄使用していたテラダインセミコンダクタ社 723CEの音質も気になります。
早速入れ替えて試聴してみると、こちらが音に品格があり断然良いです。
それにまたプラスして月並みな表現が加わります。
同じ723CEで基準電圧源の違う、抵抗分圧にデカップリングコンデンサ付と比較したら、比較にならないほどメタルツェナーダイオードに電流たっぷり流した方の圧勝です。(でも末端のヘッドフォンアンプ電源で、この音質向上は貴重な体験となりました)
マルチのパワーIVCに使用するなら電源2台では足りません!