COSELGT2W±15V0.6A改善で出力制御はSICMOSに!。

今回の電源は比較的電流容量が少なくヘッドフォンアンプ用にと思い改善します。
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気軽に出力制御にSICMOSが使用出来るか?
と思いつつ、分解するとつい本腰になります。
基板を見て電源ICHA1723は、セラミックパッケージの通信工業用の良いやつが付いています。

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平滑コンデンサーに電源ダイオード交換して、ついでに主要配線も入れ替えます。



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回路変更で出力制御はSICMOSが使用出来ました。
ゲートとソース間抵抗値は2.2KΩ
GとS間電圧の高いSCT-2450KEでも動作しますが、今回はCMF10120タイプを使用しました。

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銀メッキ配線は固く、組み立て時苦労します。
過電流保護の定数等はそのままですので、テスト確認と改善が必要です。

音質確認ですが前回のGT3.5W±15V1.9Aと比較テストしてみます。
今回のをまず聴いてみるとエージングなしですが、一聴して豊かで自然と耳の中へと入って来ます。
電源ダイオードをSICダイオードに交換した時のような印象です。
前回改善品のGT3.5W±15V1.9Aがオーバーに言えばカサカサ、密度スカスカに聴こえて、電源電流容量3倍もあるのに無意味・・・
これも出力制御はSICMOSにしないともったいない!です。
コーセル電源の拘りは外観的な物です。
Nemic-Lambda電源の方はトランスが今一か回路的か?以前の比較では少し劣っていました。
* 過電流制限回路は動作しませんでしたので、後でやり直しとなります。