続、COSEL GT3.5W ±15V1.9Aの改善

COSEL電源は、SIC整流ダイオードに未だ変更していませんでしたので、交換してみました。

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交換後、出力コンデンサーの極性を間違えてコンデンサーがパンクして電解液が基板に付いていたようで、基板絶縁不良となり基板リークにより写真のように焦げてしまいました。
この基板は使えません!
これを機会に徹底改善する事にしました。

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REG ICもセラミックパッケージ品にグレードアップします。




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配線図は無いので、ICのデーターシートを参考に基板の結線パターンを見ながら、主要なところを回路構成図に書きたしました。



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イメージ 4ICの交換中で抵抗もいっぱい余剰在庫のニッコーム抵抗に入れ替えました。
電流検出抵抗はアルミ基板とチップ抵抗に変更。(0.4Ωが0.3Ωに)
コンデンサーもディップマイカからAPSフィルムコンデンサーに交換しました。
この事が幸運で、マイナス電源のAPSコン足のはんだ付け忘れて聴いたところ非常にクリアーな音質で、改めて補正容量値見て容量値が大き過ぎるようです。
でも、プラス、マイナスの2電源の音質はマイナス電源の影響が大きい事となるようです。
適正容量値に交換後音質は非常に満足な出来になりましたが、本体に動作表示が無いため、全面に出力電圧調整VOLの穴が開いていますので、
ここを利用して調整VOLの頭部にLEDで光を当てて散光させました。
 (これで完成度が上がったのでは!)
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* 最後にこの回路で出力トランジスターをSICMOS用に回路定数変更して、動作させてみましたが、出力電圧が上がったままになるので断念しました。
どうもドライブのPNP(インバーテッド方式)との相性が悪いようです。 
電源のSICMOS出力制御の音は未だ聴いた事ありませんが、別の電源で試したいと思っています。
17日追加 * 配線図は入れ替えました
電流検出抵抗値変更で、各抵抗値も変更して電流2.3A位で動作確認していたところ、SIC整流ダイオードが触れ無い位加熱しましたので、
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放熱取付けスペースの関係で写真のように取付けました。
(これでも熱いですが常時2.3Aの動作電流は流れません、整流ダイオード後の電圧降下も未だなくまだ電流流せるようです。ですがダイオードが過熱して壊れると思います)
本体放熱板の温度は熱いですが、まだ触れられます。
次はCOSELGT2W±15V0.6Aで出力制御はSICMOSに!。