NND30.1515 1.3Aの追加製作

前作を見て改善余地が無いか?検討して製作したので、これはまた時間が掛かりました。
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出力のAPSフィルムデカップリングコンデンサーは、大きさの点でチップのPMLCAPにしました。
ツェナーダイオードにも積層セラミックコンデンサー0.1μ、2700PF,68PF並列接続しています。
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差し込みの線は、前作ではケーブル被覆を剝かず銀メッキと銅線を並列変更使用していましたが、硬くて今回は被覆を外しています。
LEDは明る過ぎのようです。

電源の音質は2台同じ筈なんですが、微妙ですがあります。
**  追加
ヘッドフォンの試聴では高音質なのですが、マルチの中高音用のアンプに接続して両方で聴いてみました。
試聴始めは、今迄こもった音がしてしばらくして温度上昇に伴い音質も良くなっていたのですが、いっこうに良くなりません!
中高音用電源だけでもLiBaTTに変えるとすばらしい透明感!
出力SICMOSの差なんて後回し!
アースループ(アース電位差)による混変調なのか?原因究明する必要がありますが、大きすぎる差です。
BATT電源の良さが出てきました。
1年間位スピーカーで聴いていませんでしたが、素晴らしい進化です!
ヘッドフォンでは得られない音場空間ですが、マルチのカレントバッファー無しのためか?重厚さに欠けています。
反面スッキリした音質ではあります。
**追追加
週1回位のペースでしかスピーカーで聴けないので、原因がつかみ難いです。
どうも変調は発振していたようなので電源を入れ替えました。
新しく製作したコントン式中高音用パワーIVCは、これも何か!音がハッキリしなくて電源電圧±18Vにしましたが、良くなりません!
聴けないまではないのですが、2時間位経過したころに元気な曲を聴いたころにCHのパワーが上がり軽快に鳴るのです!
中高音が良くなると重厚さもでてきます。
どうも不思議でなりません! 低域だけBTL接続のためか?
中低域の動作状態が関係していると思っていますが、確信はありません!
BTL回路接続を戻したらと思いましたが、BTL時の音の余裕を聴いたら戻れません! 時間経過と共に良くなるのだから原因を見つける事が良さそうです。
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電源は3台目の製作をしています。
この電源IC723はいろんなパッケージがありますが、音質はこれが一番良いです。TRの選択と同じではありませんか!
25日追加
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3台目の製作基板はこんな感じになりました。
LEDの負荷抵抗は外して違う場所で定電流ダイオード5.6mAに置き換えました。
後は整流基盤・・・、同じに作るだけなんですが放熱のアルミ板は穴を開ける際、寸法通りになりません!
27日追加
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前回迄は0.1mmの銅板に銅単線を一緒に配線していましたが、今回0.2か0.3mmの銅板を使用しましたので、単線は全く必要ありません! こちらがスッキリしています。
同じ物でも2作目、3作目全く同じに作らない方が進化が多少あります。
29日追加
誤算がありました!音質向上の為に使用したSICダイオード、SICMOSの使用で電圧ロスとレギュレーションが悪いために無負荷時20V迄電圧調節が出来たのが中高音アンプ400mAに接続したら16V迄電圧降下します。
これより電圧降下は緩やかになり800mA流しても15Vにしか落ちませんがちょっと電圧が低いです!
ヘッドフォンアンプ電源には電流も少なく音質が良く最適ですが、DACのアナログ回路電源にするには大きいし,LiBaTTの方が手軽です。
中高音アンプは中音と高音に分けて電源供給しようと思います。
** 自分なりの評価
電源の完成度は良いのですが、使用用途の電源として電圧と電流容量が足りませんでした。
元々の±15V仕様で出力制御にSICMOSの動作電圧ドレン、ソース間7Vは大き過ぎました。
使用部品がもったいない感じがしますが、また分解するのも今迄の労力の無駄になりますのでこのまま保存。
次回の製作ではトランス容量が適度なもので製作しようと思います。容量のありすぎはラッシュカレント電流も多くなり、SICダイオードも交換対応しなければなりません。
COSEL電源利用では24V仕様又はケースだけの利用となります。