発振だらけの電流伝送TPA6120ヘッドフォンアンプですが、もうやけになってIC壊しているかもしれません!
ただもう一回、基盤のみで最短配線で組み直して見たくなりました。バラック配線では各配線が長くなり又発振の可能性が出ますので、フェーダーケースに入力端子とヘッドフォンジャックも付けて最短配線します。
帰還抵抗(Rf)は1㏀、入力抵抗(R1)1㏀で接地で試しに動作させてみましたら、ちゃんと動きオフセットも数ミリV程度です。
DAC出力電流との兼ね合いでTPA-6120の各抵抗値を実測で決めます。
R1,15Ωは隣のピンのアースを外してチップ抵抗付けています、270Ωはニッコームで配線しました。
発振防止の実質的LPF,R1(15Ω)とコンデンサー(22㎊)は最小値としています、ちなみにR1が56Ωだと高域の伸びが落ちるのがハッキリ分かります。
待望の試聴です・・、まずATTのVOL機能ですが、抵抗値5㏀で大きい為か余り機能を果たせてませんでした!。
帰還抵抗(Rf)テスト試聴では1㏀で少し余裕ある音量でしたので、(Rf)1.6㏀に並列にATT付ける為に決定したのですが、実質並列ATTを絞った時0Ω(ショート)に出来ませんので直列抵抗270Ωにしたら、これだけでも若干低いある程度の音量が出ますので、目論見が外れました。
ATTVOL抵抗値B特性5㏀と抵抗値が高いせいもあります、最終的に並列に抵抗入れていますが、信号電流がATTの接点を嫌って抵抗の方を流れている気配さえ感じる思いです。
音質は現用バッテリー金田式SICMOSパワーIVCアンプでの比較です。基板付き600円を考慮すれば素晴らしいです、何ら遜色ない空間、重厚さもあります、高域低域帯域も不満無いです。
ただこの差は、バッテリー金田式パワーIVCで出力をメタル缶出力からSICMOS出力に交換した差に似ています!
SICMOS出力の音を知らなければ良いと思いますが、聴いたら極端に言ったらスッキリとして聴こえてきませんてきません!と俗に言うキャパシティですか?比較にて小さい。 この差はどうにもならないでしょうか?縮めたいな・・!
ん~・・!でも、ルックスでの価値はありますでしょうか?。
その後の追加
改善としてR1廃止してその場所にATT直列抵抗200Ωを入れて配線します。
照明用配線は細いLANケーブル芯線で、信号線とATT配線は銀メッキとしました。
たったこれだけではありますが、R1は発振にマージンがあるなら付けない方が良いです、これで音がよりスッキリした感じがしました。
私の使い方ではTPA-6120は電流ゲイン有り過ぎで、使い難いようです。
でもこの音で、TPA6120は安い!気に入りました。
通常使用になるまではもう一歩!重量あるケースとかに組立てたらまだ良くなるのかな~? 蓋に銅板でも貼ってみようかな!諦めなければ未だ良くなるかも。