密閉型ヘッドフォン改善の再確認 ②


前回ヘッドフォンの改善は少し驚きでした。
次は今は聴く事がないATH-W5000に挑戦!
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中はどんなにしてたか分解して確認します。
ドライバーの頭には防振材を付けていませんでした。

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要の吸音材はふわふわ柔らかいものが相性が良いようです。
詰め込む量もたっぷりと入れます。
さっさと試聴します。吸音材が柔らかいと音もよく吸うようです。
腰高で高域よりの音も、中高域に関してはW1000X並みになりましたが、低域の量感がもう少し欲しいところではあります。
新しいヘッドフォンの音質傾向は私の装置には中高音が響き過ぎのようです。ヘッドフォン本体ケース又はドライバーもそういう傾向にあるかも知れません!
W5000見かけは黒檀で良いのですが、まだ常用使用とまではなりませんでした。
*** 20日追加
これで終わりかと思っていたのですが、・・・!
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写真の穴の開いた部分は何のためか?
幸いここの部分はイヤパッドに隠れる部分ですので、試聴中に木製ハウジング部分両方を耳の方へ圧迫してイヤパッドの密着を良くして試聴してみました。
これはまず低音域部分が良く出る方向に行きます。
ならばW10VTGで写真2枚目4箇所防振材で埋めてみました。
この音質を聴いて唖然と言いたい所ですが、心の中では安堵の気持ちで中低域の豊かさは自然と何の違和感もなく耳へ入ってきます。
これは改善AD2000超した音です。
イメージ 8AD2000のパンチングメタルの補強のためのブチルゴムですがドライバーの音がすぐスリットへ回り込まない役目もしていることに気付きました。
密閉型の吸音材の量で低域が良く聴こえるのは
逆位相の音がヘッドパット空間部分の量を防ぐためと思いました。
スリットを塞ぐと音圧が少し上がり、ドライバーの音質がダイレクトに伝わる感じがします。何といっても豊かな音質は聴き飽きませんが、改善ではこのオン的な音質の方向へと向いていました。
追加
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W5000ではどうなるのか?
希少なブチルゴムを使ってみました。
試聴では、あれだけしても低域量感の不足感と中高域の響きがW10VTGとよく似た音質へと変わりました。

防振した木製ハウジングは材質の影響をうけにくく、見かけ上の木材価値となりました。
何だ!結局行先の密閉型は似たような音質となるのだ!と思いますが、これが目的地のようです。
開放型と密閉型との聴き比べもいいですよー
大事なこと一つ書き忘れていました。それは重たいです、W5000では自重で下にずり下がる事もあります。
**後でただ穴を塞ぐ目的として多めのブチルゴムは重たくてもったいないので軽くします。
21日追加
改めてW1000Xも改善しようと手に取ったら、確かこれはイヤパッドの下にスポンジが敷いてあったのを思い出しました。
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ああ~やっぱり!
年のせいか観察力に欠けていたようです。
低音が良く出る答えはここに合ったのでした。
只、全部塞ぐかは聴いて吸音材の量と好みの
問題となりそうです。
**最後にドライバーの音質差は確認できますが、これが進化!
 改善で音圧のアップと高域の量感があり、低域から高域まで良く   
 出る音質で圧倒的に情報量が豊かで、音量上げると実在感が増し 
 試聴音量には注意が必要です。