AK4495DAC電流伝送アナログ基板の制作3

回路の動作は良さそうですが、基板のLEDが点灯しません!
あれー、と思って配線図を改めて確認すると・・・発光する電流がながれるとは思われません。http://yanasoft.jp/yana/BGACM%20AMP_1_4.pdf
R1~R4までの180Ωの電圧降下は0.82V位で動作電流4.5mAで良さそうです。LEDはTRのベースに入ってTRのHfeが480位ありますので点灯しそうにもありません!それにLEDVFは1.8V選別したのに動作時のVFは1.3V位の電圧です。
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アナログ基板の電圧は8V、12V、16V各電圧動作が安定して電源電圧変化に対して出力のDC0V変動が少ないです。

さて試聴ですが苦難の始まりでした・・・
音を聴いてまず高域が大幅に減少しています。
どうも一次LPFに積層セラミックコンデンサー2700PF+68PFが原因のようです。
セラミックコンデンサーは高域特性が良いので2700PFは1000PFに交換しましたが、まだ聴感では高域不足しています?(高域特性が良くて高周波分をバイパスしているのだと思いますが!)
ここに銅箔スチコン2700PFとAPSコン1800PFに交換して試聴すると容量と大きさの点でAPSコンデンサーにしました。
これで高域の聴感も見事!次は二次LPFの1800PFAPSコンデンサー+積層セラミックの68PFの68pfを削除してみました。はぁ・・・このAPSコン1800PFの容量の少なくて高周波の残りの成分での高域のカサツキを積層セラミック68Pがバイバスしてくれるようです。
部品を綺麗に取り付けて完成の筈が故障の始まりだったのです。
片CH泥沼状態で部品交換する際に基板のスルホール部分が無くなり裏表導通なし状態でこれが根本原因で、TRテスターで導通チェックOKでしたが交換しても直らず状態(TR導通チェックでOKな物は正常なのですが交換してみないと先に進めない状態でした)で苦労しました。
苦労してようやく詳細な試聴状態にこれました。
今まで聴いていたPCM1794MONO仕様DACと音色が同じように聴こえます、勿論24ビットから32ビットの細やかさと密度感があります。
聴いているうちに時間経過と共に高域がもう少し欲しくなり二次LPFの積層セラミックコン68PFは直列接続して34PFの容量としました。
LPFのコンデンサーで68PFを34PF!高周波(高調波)除去で性能の良いコンデンサーだから分かるのでしょう!
次アルミ基板の方はリニューアル3版AK4137 P2D基板を注文しましたので入荷後(7月中頃)その時にケース組み立てもしたいと思っています。
* 追加です
金田式no220,フェーズテック電流伝送アナログ回路の動作はX _ Under bar  さんのプログの中のDACで詳しく書いてあるのを見つけました。