ATH-W5000 ⑸


 残りの一つAD2000の改善です。
黒檀板が着きましたのでパンチングメタルの中に補強に入れるために円形にカットします。
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ドリルで穴を開けカットしてヤスリ掛け・・・
どうも一枚も出来ずに途中で割れてしまいます。
これは諦めます、骨折り損のくたびれ儲けとはこの事です。
となると、今迄通りにブチルゴムでダンプした方が良さそうです。
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ブチルゴムはちょっと高めにカットして強度を持たせます。
ドライバー、ジャック間のリード線は、ジャックを両面テープで固定して初めにリード線を整形しておき組み立てます。
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これでちゃんと防振しました、パンチングメタル叩いてもコツコツ音です。
W10VTGよりは少し軽いです。
試聴比較はW10VTGとします。音を聴いてフレームの防振とある程度の
質量がないと駄目だと分かりました。
もう間接的な音はしません!この開放型の音はW10VTGと比較すると少し軽い(軽快)音で密度は濃いですが聴き疲れはしない音のようです。
サンサーンス交響曲第三番のオルガンも音程がしっかりしています。
これでAD2000も復活して傾向はあるものの、試聴に耐えられる事になりました。
*試聴追加
AD2000、断然前よりも良いのですが、聴き続けると開放型の利点である軽快感(中音域)的な音が私に不満を抱かさせます!
それは改善した密閉型と比較するからです。W10VTG密閉型の音は、音を出しきっている聴感がします。(何回も書きますがドライバーが同じで開放型と密閉型の違いです)
もしW10VTG聴感の不満があるとすれば音源側での改善が最良とします。
・・・時間経過して日曜日題名のない音楽会辻井伸行さんのピアノでベートーベン悲愴2楽章聴くとAD2000中低域の量感と音のバランスはこっちが良いではありませんか! 何だよ、見直した!
W10VTGとAD2000ハウジング叩くとAD2000の方がしっかりダンプが効いています。W10VTGの方は時間経過でゴムを押さえているハウジングの圧力低下か?ハウジング叩くと木の音が若干響きます。
ブチルゴムはまだあるので、AD2000の方はドライバーの上部マグネットを追加ダンプ、W10VTGも徹底的にしましょう!そうなると木製ハウジングの良さは見かけだけの貢献になります。
あー・・・それとまた重たくなりますが、音が全て優先します・・
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ドライバーのマグネット部分もダンプしました。
諦めずに手を加えたら、このAD2000が一番の好みになりました。 
最大の魅力はどっしり安定した音のバランスで超リアル、音が弾けます。
構造的に有利かAD2000,今度はこれを超えられるかW10VTG、W5000 
ついケーブルのエージングで良くなったのではないか?と思いもしましたが、ケーブル脱着式で共通で使用していました。
重さは・・・この音を聴いているうちに、とっくに重さは忘れていました。
日が経ちブチルゴムが粘着してきたら分解しづらくなるようです。
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AD2000最終の改善になるか!
ヘッドバンドでなくワイヤーですが叩くと固有の振動音がします。何か良いものはないか思っていたら、熱収縮チューブが良さそうです。
チューブは少し大きめなのですが、力を入れてワイヤーを通したらもう少しの処でネジ穴で折れました。あー洗剤使えば簡単だったのに・・・通した後で洗剤成分を取るのが面倒ですが、折るよりましでしたねー
ここまでしたら、ドライバーの性能をフルに出しているようです。
そしてドライバーの音以外何もたしません!
ヘッドフォンの重さとの関係か重心が低くマイルドな感じですが、出るべき音は出ているようです。