TDK±15Vレギュレーターの改善

金田式レギュレーターが一番だと思いますが、外観が好きな市販の電源ユニットは、基板内部品交換改善でどの位良くなるか?試してみたくなりました。
まず分解して基板を取り出します。
イメージ 1イメージ 2








基板上に付いているコンデンサーは6個、8ピンDIP ICが2個でC353Cとばかり思って.いたのですが、良く見て見ると表示はC358Cでした。
(基板上TR見たいのは基準電圧用IC,TL431コの字放熱板が付いているのはサイリスタ、アルミ放熱板に付いているのは2SK1381)
μPC358CだったらコンパレートICで、他の型番に交換してみるためにソケット式にします。 取りあえずポピュラーなJRCの5532を使用します。
イメージ 3コンデンサー交換にはジャンクDAコンバーター基板に付いているシルミックコンを外して使用します。
シルミックは外形のわりには容量が少ないです。

イメージ 4イメージ 5手持ちコンデンサーの大きさと容量の関係で、この電源基板は使用せず作り直します。
整流ダイオードはSICでブリッジ回路2個だから8個使う事になります。手持ち14個なので、もう片方は2個足りないので注文しないといけません。
イメージ 6イメージ 7イメージ 8






イメージ 9イメージ 10








トランスのリード線はコネクター式だったのですが、長さが足りずトランスの端子から長いのに付け変えようと思っていたら、直出しの為にコネクターは使用せず直接ハンダ付けになりました。
組み立て後、外付けでブラックゲートコンデンサー47μF/50WVを付けます。(手持ちが少ない為に他にも使用できるように外付けとしました)
エージングはしていませんが、ヘッドフォンの試聴にてですが今迄以上のコントラスト感とブラックゲート特有の音質と思いますが、中低域に非常に満足感があります。(マルチの中低域と低域の電源ですので丁度よいです)
エージング後、スピーカーでの音出しが楽しみです。
 
実は±15Vから±16.5Vに電圧上げてヘッドフォンアンプに電源供給して試聴後放置していましたら5時間位経って熱暴走!、(ヘッドフォンアンプには温度補償回路を付けていません)ヘッドフォンアンプのLED照明が暗くなって、電源ユニットも手で触れない位の熱さです。
幸いこんな時・・・ちゃんと電源ユニットの電流制限保護回路が動作して事無きになりました。(電源の保護回路の動作も確認する事ができました)
完成後の写真見ると、トランスから出ている一次側の電圧切換えのリード線の束は目障りとなります。また電源基板からのコネクターのリード線も交換するか!短くするかとかの気持ちになってきました。
また金田式REGを新たに製作しても、このTDK電源ユニットは没にはならないでしょう!
追加
リード線コネクターは銀メッキ線に入替えました。
早速もう片方の電源ユニットも改善取り掛かりました。
足りないSICダイオード2個はヘッドフォンアンプ内電源から外して使用します。
日曜日追加
もう片方の基板の部品を交換して次電源部、平滑コンデンサーを持ってきて電源基板に合わせたら大きさが少しばかり大きいのです。
前のは6800μF/63WV今回のは10000μF/50WVで外形が似ているので同じ物と勘違いしていました。大きいけど基板には入りケース内には収まりそうです!
イメージ 11組み立てたら右上の一次側電源電圧の切り替えソケットに、平滑コンデンサーが当たりソケットは中ぶらりとなりました。
ソケットは中ぶらりですが、出来はこちらが良いです。
10000μF/50WVはもう2個ありました・・・容量は多い方が安心です。
こちらに統一するかも!