カレントバファーの基準電圧(シリコンダイオード×4)2.4Vの交換ですが、オンセミの3Wタイプでは3.3Vが最小のようです。
実質のツェナー電圧は定電流IC20㎃流して測定します、3個測定して2.65Vが2個2.7Vが1個でしたので、2.65V2個採用します。
今迄の回路では2.4V-0.6V(B-E)/330Ω=5.4554㎃
今回の2.65Vで計算すると 2.65V-0.6V(B-E)/5.4554㎃≒375Ω
エミッター抵抗、実質390Ω付けると2.05V/390Ω=5.2564㎃で差は約0.2㎃です。
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右基盤が交換後となります。(基盤はアルミです)
オフセット電圧調整VRは20Ωですが、電流が多いためか実にシビアーです。
基盤内配線は50芯ケーブルの芯1本で丁度良いです。それより大きかったらチップトランジスタの足間がタッチしてショートの確率が高まります。
放熱基盤は修正が簡単にできないのが難点です。
たとえ基盤が汚れても性能で満足します。
※ オフセット電圧調節で入力抵抗なし、出力負荷抵抗なしで調節してたので、シビアーのようでした。(以前もこのような状況ありました、すぐ忘れます)
追
ついでに後面パネル部品外して磨こう!
電源4Pコネクターは、この際全部交換
チャンネルフィルター基盤、入力端子近くに取り付けられて良かった!
配線も短くて済み、見た目もスッキリ!
取り付けはスピーカーマイナス端子利用して固定と接続しています。
18日追加
まず片CHだけでも聴いてみたい!とエージング。
その前にオフセット電圧の再確認してスピーカーの接続します。
始めは詰まった音で音量も低く感じます、放熱板が暖まって30分位して音が徐々になだらかになりだしました。
真の音の評価は積層セラミックコンデンサのエージングが終わってからでしょう!
でもヘッドフォンアンプで傾向は分かっています。
音源ソースの改善もありクッキリした透明感と伸びた帯域、片CHでもホール演奏の素晴らしさはあります。
今迄と認識違いがありました!それは低音域ですが、中低域SPだけでも十分低域再生が出來ている事に気付きました。 早く両CHで聴きたくなりました。
21日追加
あ~早く聴きたい!
もう片方のチャンネルフィルター基盤の保管が悪かったのでオフセットVRが基盤から剥げてチップトランジスタの足の根元付近で折れていました。
ここでチップトランジスタ交換すればよいのに修正をしましたので、これが結果作り直しまでなりました。(アルミ放熱基盤は断念)
スピーカーで聴くのは未だ先伸びとなりました。
ところで液晶テレビの電源延長コード製作と思っていましたが、もう1個アモルファスコアがありますのでノイズフィルター延長コードを製作してみました。
写真のように追加したら、まだ良くなるのだろうか?
ヘッドフォンですが聴いて!一個付けた音質差の2倍の良差を感じます。
何という奥行き感で、空間違いが瞬時に分かります、何故まだこんなに良くなる余地があるのかと不思議になってきました。
22日追加
調子に乗ってもう一つノイズフィルターを追加しました。
アモルファスコアはもうないので、フェライトコアで製作しました。
コアの巻き数は多い方が効果があるようです。
試聴ですが3段にしてもまだ効果があります、今回はコアの材質の違いか2段にしても微妙に取れなかった高域成分の荒れが潤っています。
(難しい高域成分は特にソプラノ歌手で、潤って聴感を通過すれば全体で高域成分に関してはOKのようです。ただ高域成分が良くなれば、低域成分もよくなります。)
もう期待以上の音質で、これは収音時のテクニックなのか? ソロ楽器等の演奏でも十分な音色と響きで満足できます。
コア材は混ぜて二段又は三段フィルター構成した方が良いと思いました。